球団最多安打記録を70年ぶりに更新したニュースは、
米国のフアンに限らず、日本のフアンからも大きな拍手を持って迎えられました。
彼の球団記録通算安打数2722本はすばらしいですが、
14年間の通算打率316は、もっとすばらしい成績です。
大記録達成を、球場の観客が大歓声でスタンディングオベーションを行う中、
一塁ベース上でヘルメットを脱ぎ、高々と頭上にかざした写真を見て感動しました。
ジーターは、ヤンキースの生え抜きの選手だからこそ達成できた記録です。
キャプテンとしてチームをけん引するだけでなく、チームメイトの面倒見の良さでも、
彼は、高い評価を得ています。
彼の人柄の良さを表しているのでしょう。
記録達成時の打席では、真ん中寄りの速球を引っ張らずに、
引きつけて右方向へ打ち返した、見事なバッティングでした。
好球を最後まで見極めて、高確率でヒットする打法は、磨きられた技術の集大成です。
好球必打とは、よく言われることですが、超一流選手でも、
すべての選手が好球を見逃さないかと言えば、そうでもありません。
初球の甘いストレートボールを簡単に見逃し、追い込まれて難しい変化球に手を出し、
三振する選手を多く見かけます。
初球の好球から積極的に打っていく選手は、概ねいい打率を残しています。
ジーターもそのような選手の一人でしょう。
ヤンキースは1998年から2000年にかけてワールドシリーズ3連覇を達成しています。
ジーターもその中で大きな役割を果たしています。
2003年6月から、ヤンキース11代目のキャプテンに就任しています。
ネクストバッターズサークルで打順を待っているときに、
よく観客席の子供と話をしている姿が見られるそうです。
慈善活動にも積極的で、「ターン2ファウンデーション」という組織を立ち上げ、
現在家族で、ニューヨーク、ミシガン、フロリダ州タンパ地域で活動をしています。
プロ野球観戦の醍醐味は、持てる技術に磨きをかけ、記録に挑戦して達成していく姿を、
感動を持って見られる事です。
そして、絶えず全力でボールに向かっていく選手が見せる、好プレーです。
「ニューヨークの貴公子」ジーターには、これからも、
多くのフアンに感動を与えるプレーを、見せ続けてもらいたいです。

