この時期は、夏バテを感じる人がいるでしょう。
夏の暑さで、眠れない日々を過ごしていると、体力が低下しかねません。
十分な睡眠が欠かせないときです。
十分な睡眠は、頭の働きと深い関係があります。
成績を上げるためには、よく寝ることが良いらしい。
そんな実験結果を、米ボストン大教授グループが発表しています。
学習中に活動する脳の領域が、睡眠中も活動していて、
その活動が活発なほど、学習効果が高い傾向があることが、
機能的磁気共鳴画像(fMRI)で、確認されたのです。
学習後に寝るほうが、学習効果が高まるという、その仕組みを解明したようです。
それは、複雑な画像を素早く識別する訓練をしてもらった結果わかったのです。
訓練によって、脳の視覚情報を処理する特定の場所が活動するので、
学習後、fMRIの中で寝た場合、活発に活動することがわかったのです。
寝ないで同じ訓練をすると、識別の正答率は上がらなかったが、
寝た後は正答率が上がったのです。
人間に必要な睡眠時間は個人差があり、6〜8時間が多いのです。
統計的には、睡眠7時間の場合、平均余命が最も長くなると言われています。
睡眠不足が、最も影響のある精神活動は集中力です。
計算能力、記憶能力、連想能力などはあまり低下しないようです。
最近、昼寝の効用について研究が行われています。
昼寝を行うことにより、「事故の予防・仕事の効率アップ・自己評価のアップ」
などが期待されるためです。
しかし、昼寝が出来る環境にある人は、保育園の幼児か老齢者でしょうか。
30分以下の昼寝を習慣的にとる人は、それ以外の人に比べて、
アルツハイマー病にかかる危険性が0.3倍になるという報告があります。
睡眠で悩む人は意外に多く、治療が必要な人が5人に1人の割合でいるようです。
睡眠に不満を感じている人は国民の7割にものぼります。
しかし、不眠症という病気は存在しないそうです。
睡眠の病気よりもっと注意すべきことは、「睡眠不足症候群」だそうです。
睡眠不足症候群は、不眠による日中の過度の眠気で、集中力の低下や、
活力の低下を招く、睡眠障害のことだそうです。
眠り過ぎによる過眠症は、好ましくないそうです。
睡眠時間の範囲は、6時間半から8時間未満がよく、
アメリカでの調査によりますと、睡眠が9時間を超えると、
生活面でのリスクが増加するとされています。
睡眠は、生活習慣の基本です。
仕事や趣味のために最も削られがちな睡眠時間の管理を、
心して、適切にとるようにしたいものです。

