「オリエント急行」が、今年12月で廃止されると報じています。
126年の歴史に幕を下ろすことになったのです。
近年は、超高速鉄道の発達で、鉄道路線にも新旧交代の時代を迎えています。
「オリエント急行」廃止の理由は、こうした時代が反映されたことや、
コスト高などで乗客が急激に減少したことのようです。
ある鉄道評論家は英紙に、「高速鉄道は素晴らしいが、
田舎を穏やかにドライブするように走る列車は保存されるべきだ」と語っています。
その英国では、過去の鉄道路線を復活させて継承して運行する保存鉄道が盛んです。
主に、これらの保存鉄道は、観光施設として運行されています。
そして、運営はボランティアによって行われているのです。
保存鉄道は世界各国にありますが、英国内には100を超える保存鉄道があります。
日本では保存鉄道化をめざす団体はあっても、「路線」を運行するまでに至っていません。
国内の鉄道フアンは多く、廃止路線の復活を求める声もよく聞かれます。
しかし、英国のようにボランティアが列車を運行することは、
さまざまな規制がありますから、実施は困難でしょう。
最近、人里離れた山間部や海岸沿いにあり、列車でも車でも簡単にたどりつけない、
「秘境駅」を巡る鉄道ファンが増えているようです。
乗降客は滅多にないが、駅を訪れた人々は、なぜか癒やされて帰って行くそうです。
また、路線の廃止や駅の無人化で、急速に姿を消す古い駅舎があります。
明治から昭和初期に建てられた古い木造の駅舎です。
その地にしかない歴史を感じさせる趣や風情、独特な温もりがあります。
NHKにっぽんの木造駅舎の旅で紹介された駅から幾つかを見てみますと、
なるほど、趣のある駅舎を目にすることが出来ます。
京都府京都市左京区鞍馬本町にある鞍馬駅は、叡山電鉄鞍馬線の終着駅です。
駅舎は「鞍馬寺」に近い駅らしく、寺院風の木造建築です。
駅前に天狗のオブジェがあり、構内には長年この線を走り続けた、
デナ21形電車の先頭部と動輪が保存されています。
鞍馬寺は、仏教寺院で、開基(創立者)は、鑑真の高弟鑑禎とされています。
京都盆地の北、豊かな自然環境を残す鞍馬山の南斜面に位置します。
鞍馬は牛若丸(源義経)が修行をした地として有名で、
大佛次郎の『鞍馬天狗』でも知られています。
ところで、最近驚くべきニュースを目にしました。
JR西日本の男性運転士(28)が、乗客約150人を乗せた電車を、
時速120キロで運転中、乗客の女性2人を携帯電話で撮影していたことです。
この運転士は、運転中、後ろを振り向き、運転席の遮光カーテンの隙間から、
最前列に座っていた女性2人を7〜8秒間撮影したのです。
運転士は、約200mにわたって前を見て運転していなかったのです。
彼は、「2人を見て撮影したいなと思った」「魔が差した」などと話しています。
極めてお粗末ないい訳です。
運転の職務を一時的に放棄した行為は、前代未聞です。
多くの乗客の人命を預かる運転士としてあるまじき行為です。
多くの乗客の安全を確保しなければならない電車の運転手がこれでは、
安心して、電車にも乗れません。
厳重に処分すべきです。

