地上から発信された電波を受信したら、
その電波を増幅して地上へ送り返す「通信の中継基地」として活用され、
現在約20個の通信衛星が、全世界をカバーしています。
米国の移動体通信会社は、携帯電話用の新しい衛星テラスター1を、
南米の仏領ギアナからアリアン5型ロケットで打ち上げました。
これは、商業用通信衛星としては「世界最大」のものです。
普通の携帯電話が「圏外」になるところで、自動的に衛星経由の通信に切り替わり、
米国とカナダなら、どこでも通じる新しい携帯電話サービスが提供されます。
このテラスター1は、広げると18mある大きなアンテナを持つため、
携帯電話端末は、ポケットに入る大きさになるようです。
国内では、光回線並みの高速データ通信が可能な次世代携帯電話サービスを、
携帯電話4社が導入することを決めています。
これは、国際的な標準規格のため、海外での利用がよりスムーズになります。
次世代サービスの通信速度は、現行の数十倍になりますから、
ネット接続や大容量の動画が手軽に楽しめるようになります。
利用者は、2014年度末までに3500万人を超えると見込んでいます。
通信大手会社は、新しいサービスを2010年前半に始めると発表しています。
現行サービスは受信時に毎秒最大64キロビットのデータ通信が限界ですが、
384キロビットにまで高めるのです。
子供用携帯は、通話、防犯ブザー、全地球測位システム(GPS)が利用できます。
防犯ブザーが起動するとその場の写真を自動撮影し、
位置情報とともに、保護者に送信されるものがあります。
このように携帯は、高速化が進み、機能を絞り込んだものが開発されていますが、
更に、子どもにも高齢者にも扱いやすい、超軽量、超小型化が必要です。
最近は、独り住まいの高齢者の孤独死がしばしば話題に上ります。
親族との連絡用に、通信衛星を活用した、使い勝手の良い携帯があれば、
緊急時に、ブザー代わりに使用して連絡が取れますから便利です。

